ミシン部品加工

美馬精機の部品加工の特徴

美馬精機は、昔から精密部品の加工が得意です。

そもそも工業用ミシンは、大量生産の縫製工場で使用するミシンなので、1日に何百枚もの製品を縫うため、スピードや耐久性について、高いレベルを要求されます。

ペガサスのミシンは、非常に高速で長時間使用するため、その各部品の精度も当然、非常に高くなっています。

ですが、美馬精機では加工技術を磨いた社員が、研削盤や手仕上げで、公差5マイクロメートル(5/1000mm)を実現しています。

さらに、美馬精機では試作機の部品を含めた、『極少ロット』の発注が多いです。

1点当たりの発注数が少ないということは、製造の作業効率は大幅に下がります。

特に試作機の部品などは、開発のための部品ですから、通常よりも短納期での発注がほとんどです。

私たちは、精度の高い部品を仕上げるだけではなく、求められる納期にしっかり応じることが出来るよう、

マシニングセンタでの荒加工においても、効率の良いプログラムを組む、加工する機械を適切に選ぶ、

工具の速度の調整を行うなど、いろいろな工夫をしています。

さきほどの「短納期」と「高精度」を確保するための加工として、

粗加工では約40台、仕上げ加工では約30台の機械を使用しています。

粗加工で使用しているマシニングセンターや複合加工機では、

CAD/CAMを駆使することで効率を上げ、かつバラツキを抑えています。

その後の仕上げ加工では、主に研削加工機などでより精度を出しています。

これらによってミシン部品を短納期に対応した一貫加工をしています。

こうして仕上げた部品は、新機種開発の礎となり、

ペガサス製のミシンの中に組み込まれて、世界中の縫製工場を支えているのです。

作業環境

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